2020年7月19日日曜日

Family Protectorの道 NO18

質問)
普通車が水の中を走行できるのは、水深◯◯cmまで?






答え)
30cm


セダン(2000cc)の場合は水深30cmの冠水路なら走行できましたが、水深60cmになるとエンジンが停止しました。走行可能な水深30cmでも、時速10kmならエンジンルームに水が入ることはないのですが、時速30kmになると水を巻き上げ、エンジンルームに多量の水が入り、エンストの可能性がありました。
また、エンジン位置の高いSUVは、時速10kmなら水深60cmでも走りきることができましたが、時速30kmではエンジン下部からも大量の水が入り込み、わずか10mでエンジンが止まりました。ドライバーは「浸水時の衝撃も大きく、車体が一瞬浮き上がってハンドルが取られた」と言います。
JAFによると、一般的に走行可能とされる水深はドアの下端、つまり車の床面が浸からない程度です。車種によっては水深30cmでも危険です。とはいえ、冠水路は見た目だけでは水深を判断できません。

「車の床面以上の水深でも直ちに浸水しませんが、車が浮いてしまい、エンジンの吸気口から水が入ったり、排気管が水圧でふさがれ、エンジンが停止してしまうのです。そのため、道路が冠水している場合は、進入せずに迂回するようにしましょう。

車が浸水したらどうする?
車が冠水路でエンストしたら、慌てずにエンジンキーをオフにして避難を始めましょう。


(1)慌てずにシートベルトを外す
(2)先の尖った緊急脱出用ハンマーを使ってガラスを割る。その際はまず窓の四隅を割ると効率良く割ることができる
(3)ハンマーがない場合は、車内外の水位がほとんど同じになって水圧の影響が少なくなるタイミングを見計らう。ドアが開きそうな状態であると感じたら、そのタイミングを逃さず、大きく息を吸い込み足などに力を込めて押し開け、一気に脱出を図る

近年は想像を超えるような集中豪雨が多発していることもあり、油断は禁物です。「これくらいの冠水なら行けるかも」「前の車が行けたから大丈夫」などと思わずに、迂回したり安全な場所に停車して様子をみるなど、安全を最優先に行動してください。



☆Family Protector への道 NO18
冠水しているアンダーパスは絶対に通らない

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